出来ることと出来ないことの把握が大事

仕事と育児の両立を考えるなら、まずは出来ることと出来ないことを知り、その上で臨機応変に動くことが大切です。仕事も育児も、どれだけ気を付けていても突発的なアクシデントというのは付きものです。特に、子供は不確定要素が多いので、必ずといって良いほど思い通りには動いてくれないし、振り回されることは必須事項と言えるでしょう。
また、仕事についても、一人ではなく多くの人が関わって成り立つものなので、予想通りに行かないことも少なくありません。したがって、完璧なマニュアルを用意してしまうと、直ぐに壁にぶち当たることになるので注意が必要です。

まずは、出来ることと出来ないことを明確にすることが大切です。
例えば、子供を保育園に迎えに行く場合、妻と夫の両方が可能なのか、どちらか一方が可能なのか、二人が無理な場合は頼れる人がいるのかといったことを事前に把握しておきましょう。そうすると、いつもは妻が迎えに行っているものの、何らかのアクシデントが起きた場合には、残りの取れる手段の中から対処を考えることができます。

予め出来ることと出来ないことが分かっていれば、それらを元に臨機応変に対処していくだけで済みますが、分かっていない場合には、代替の手段の確認から始めなくてはいけないので、時間がかかり問題が大きくなってしまいがちです。些細な問題でも、解決までに時間がかかってしまったり、その過程で想像以上の手間がかかってしまうと、実際の問題以上に大事になり易いので注意が必要になります。
また、仕事と育児の両立は長期戦なので、ミスをしないことよりもミスに上手く対処することが欠かせないスキルです。自分達に出来ることと出来ないことを把握し、臨機応変に対応することが大切といえるでしょう。